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学びの場、共有の場、自分自身が成長する場として

医師のタイムマネジメント(10)

臨床医の時間管理「戦術」:予定表(スケジュール表、手帳)を活用する

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大切なこと(重要事項)から予定に組み込む
 予定表は「自分の大切なことをやる時間確保」のためにある。
 あなたの週末・祝祭日・長期休暇の予定は?
そのための事前準備(段取り)をいつまでに終える?
 あなたの今年1年のプランは?
 ときには、人生プラン(10年プラン、20年プラン)を考えてみよう
仕事(専門・地位・やるべきことなど)
学習(何を学び何を得たいのか?何のために?)
家族(両親・配偶者・子供)
趣味
資産(貯蓄、不動産など・・・最も重要な資産は「自分のアタマ」だが・・・)
社会(世の中がどうなるのかを予測してみる)
 大切な日の前日にはなるべく飲み会を入れない

当直の翌日をどう活用するか
 できるだけ休息する(睡眠の確保、運動など)
 まとまった時間・集中力を必要としない予定を入れよう(友人との会食、趣味など)
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 予定表。その多くは手帳であろう。

 ありとあらゆる手帳を使ってきた私の個人的経験から言わせてもらえば、手帳を使うなら月間予定表がメインの手帳を使うほうがよい(書き込みができるカレンダーでも構わない)。予定の全体像が把握できるからだ。多忙な人は週間予定表を利用してもよいが、多くの臨床医の場合、1週間のスケジュールはほぼ固定されているので、それを必要とするだけの予定があるのかどうかは疑問である(もしそうだとしたら、固定された予定以外の予定がかなりは入り込んでいると予想され、減らすべきだと思う・・・これも経験則より)。

 
1.予定表の使い方

 スケジュールはつい他人との約束を入れてしまいがち。が、大切なのは、自分との約束である。だから、自分との約束を先に入れてしまおう。

 例えば、○月×日に旅行の日程を入れる。すると、その前までにやらなければならないことが決まってくる(To-Do リスト)。やらねばならないことには締め切り日が設定されているはずだから(前項「医師のタイムマネジメント(9)」参照)、それを予定表に組み込むのだ。他人との約束だけがスケジュールではない!

 同様に、週末、祝祭日、長期休暇の予定を組み込む。ついでに、この1年間の自分の予定も書き込んでしまおう。そうすれば、その前のいつ頃までにやっておかねばならないことが見えてくるはずだ。To-Do リストとの連携が重要であることが理解できるだろう。

 逆に言えば、やるべきことが決まっていなければ、自分が主導権を握る予定は組めない、ということだ。自分のやりたいことを明確にする。ポイントはそれだ。具体的な行動にまでブレイクダウンして、それを予定に組み込むようにすると、実現にかなり近づく。

 余計なお世話かもしれないが、ひと言添えておく。大切な日の前日には、飲み会を入れないことだ。どうしても避けられない場合は、早めに帰宅することをお勧めする。どちらが大切か、語る必要はあるまい。私の経験からの教訓である。

 
2.人生計画

 時には、自分の人生計画を立ててみよう。10年や20年計画。この10~20年間の大まかな計画を立てるのだ。「そんな先のことはわからない」?その通りだ。でも、自分のやりたいこと、なっていたい姿、それをイメージするだけでも効果は十分だ。

 その際に、考えておくことは次の6つ。仕事(専門・地位・やるべきことなど)、学習(習得したいこと:仕事分野、個人分野)、家族(親・配偶者・子供)、趣味、資産(貯蓄、不動産など)、社会(世の中がどうなるのかを予測してみる)。これらの6項目を縦軸、年を横軸にして、年表形式の表を作成し、そこに入れ込む。

 例えば、○歳に米国留学、○歳に結婚、○歳に第1子、○歳に子供が高校入学、○歳までに貯蓄△百万、○歳頃の社会は高齢者が40%、○歳頃の社会は「専門力&総合力」の両方を備えた人が求められる、などなど。今後20年間のことを予定し、予測するのだ。

 私は、22歳の頃にそれを作った。その中には、国際協力の仕事をする、専門医取得、等々が入っていた。書いたことの多くは実現できた。書けば実現できる! いや、自分の頭の中にあること、イメージしたことしか、実現できない! だから、このような表を作成することが重要なのだ。一度やってみることだ。やってみたことのある人しかその効果はわからないのだから。今、私の手元には42~60歳までの表を持っている。60歳までに何が実現できるか、楽しみである。

 
3.当直の翌日をどう利用するか

 臨床医として避けることのできない当直。これは「自分でコントロールできない」ものだから、これをどうにか避けよう、なんて考えること自体が無理だ(多少の日程調整はできるかもしれないが、やりすぎると周囲との軋轢を生むから注意を)。

 ならば、それを受け止めて、その翌日をうまく活用することを考えた方がよい。当直の翌日は、身体と頭は疲れている。だから、当直の翌日に何か大きなことをやろう、と予定を組むのは避けたい。逆転の発想で、当直以外の日を有効活用するために当直の翌日がある、と考えるのだ。

 まずは、できるだけ心身を休息させるのだ。不足した睡眠を確保する。あるいは、運動をして、身体と頭をリフレッシュすると、いい睡眠が取れるはずだ。

 このときには、あまり集中力を必要としない予定を入れてしまうのもよい。友人との会食や頭をあまり使わない趣味などをするのがよい。すると、うまく友人との交際もうまくいくではないか。

 
 ここに紹介したのは、時間活用の一例に過ぎない。自分の性格や状況に合わせて、適用させてほしい。

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コメント 2 件

A@東京 より:

大学卒業年から10年日記を活用しています。残すことを考えて、独身の頃から、いつか出会う配偶者に見られてもいい内容を書くようにしました(そのような出来事はほとんどありませんでしたが 笑)。
年間の目標や総括はしておくと役立つかもしれません。
こちらは大学と違って定年する医師も多く将来像をイメージしやすくなっています。
定年まで27年(笑)

奨学金完済まで8年ぐらい(やっと100万円を切った)

shin より:

10年日記、いいかもしれません。私も使ってみようかな。。。こういう記録は、後々自分にとっては大きな財産になりますよね。(見られてまずいことは書けないですが・・・最近は・・・ない:笑)。
奨学金、私は大学院時代ももらったので、まだ130万円強残ってます、返済中。

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