本日の自分の学びです。自分のOutputのために記しておきます。間違いがあればご指摘いただければ幸いです。
今日は青木先生のWeb講義の残りを学習。抗菌薬の基本事項ですがためになる事ばかりです。
●アレルギー:βラクタム環にアレルギーがある場合は交叉アレルギーを生じるが側鎖の部分のアレルギーだとペニシリンがだめでも他のβラクタム系は大丈夫な場合がある。
●βラクタム環はペプチドグリカン層との構造に似ている。PBPがペプチドグリカン層と間違えてβラクタム間に作用→ペプチドグリカンが形成されず破壊される。
●ペニシリンはグラム陰性菌の外膜通過が苦手。そのためペニシリン系をGNRなどに使用する場合は大量に使用する必要がある(Ex PIPCは18-24gなど)
●レンサ球菌の蜂か織炎は進入門戸がわからない事が多い。進行が早い(Hours 時間単位→壊死性筋膜炎などを思い出せばよいか)
●一方S. aureusの蜂か織炎は軟部組織の欠損が元々ありそこに感染する。進行は数日単位(Hours 数日単位→SSIなどが典型的)
●PCGの血中濃度の推測方法:1200万U→12μg/ml。
●髄膜中には1/100しか移行しない。例:1200万U→血中は12μg/ml→髄液中は0.12μg/ml。
●壊死性筋膜炎ではPCG+CLDM。レンサ球菌のIEでもPCG
●手掌足裏の発疹はそうでないとわかるまでは梅毒
●肺膿瘍はほとんどが嫌気性菌。CLDMがstandard。
●Actinomyces israelii、Clostridium perfringens/tetani、ListeriaなどのGPRに対してもPCGの出番となる。
●S. aureusの感染症は長期間となる。そのため使用する抗菌薬のスペクトラムを狭くしたい。(IEは4-6週間、骨髄炎は8週間)
●日本にはない黄色ブドウ球菌専用ペニシリン(Nafcillin,Oxacillin等)は嫌気性菌に効果なし(長期間使用する際には好都合)
●Ampicillin以降のペニシリンは側鎖の工夫によりGNRの外膜を通過しやすくした
●セフェム系は嫌気性菌には効果が落ちる
●入院中の誤嚥性肺炎は横隔膜下の嫌気性菌も関与することがあり、Cefmetazoleのよい適応となる。
●3-4世代のセファロスポリン系ではR1(側鎖)にアミノチアゾリル基を導入した事で、β-ラクタマーゼに安定性+外膜Porin透過性+PBP結合力が改善
Cefepime(マキシピーム)の構造式
●CefepimeのCSF透過性は??(Ceftazidimeより悪い?)
●ESBL産生菌を感受性パターンから疑う。Ceftazidime,Cefotaxime,Ceftriaxone,Aztreonam,Piperacillinのなかで一つでも耐性の報告があればESBLを疑う。
●AmpC:問題の菌種はSPICE。使用中に感受性が変化する(過産生となる)。基本は染色体型(E.cloacaeが問題の始まり)だがプラスミド型になるとE. coliやKlebsiellaでも可能性あり。
●Ceftriaxone:多くのスピロヘータ疾患、軟性下疳、淋菌に有効。ただし、スピロヘータ(梅毒、レプトスピラ、ライム病など)はPCGでも有効な事多い。
●Monobactam系薬剤はPBP3にのみ作用し好気性のグラム陰性菌(緑膿菌も含む)に作用。ちなみにPBP3が変異したH. influenzaeがBLNAR。耐性をとられやすいためルーチンでの使用は推奨しない
●βラクタマーゼ阻害剤はそれそのものもβラクタム環をもっており、抗菌薬本体そのものが破壊される身代わりとなる。
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