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新型インフルエンザ@NEJM

ついに、日本でも患者が発生しました。
時間の問題と考えられていたので、持ち込みは大方の予想通りともいえます。
検疫を通過して持ち込まれている可能性も大いにあります。
今後の二次感染の発生が危惧されます。

さて、The New England Journal of Medicine では、H1N1 Inluenza Center が設けられています。
(日本の感染症学会のサイトでもこのようなことをやってほしいものです)

そこにあるトップ記事を少しかじってみました。米国のデータです。


Emergence of a Novel Swine-Origin Influenza A (H1N1) Virus in Humans (NEJM, May 7, 2009)

世界的に広がっている豚起源インフルエンザA(H1N1)ウイルス(S-OIV)の米国感染例の解析結果。
4月に米国で同定されたが、メキシコやカナダで見つかったウイルスと同じ。
患者は3か月から81歳、18歳以下が60%。
18%はメキシコへの渡航歴あり、16%は学校での集団感染。
症状:発熱(94%)、咳嗽(92%)、咽頭痛(66%)、下痢(25%)、嘔吐(25%)。
399名で入院の有無が確認され、36名(9%)で入院を要する状態だった。
入手できた22名の入院データでは、12名は重症季節性インフルエンザの高リスクがあり、11名は肺炎、8名は集中治療を要し、4名は呼吸不全となり、2名は死亡。
新型インフルエンザは自然治癒から重症になるものまで幅広い熱性呼吸器感染症の集団発生を来す。
確定例は実際の発生数より低いと思われる。

このウイルスは、ヒト、ブタ、トリのA型インフルエンザウイルスの遺伝子をもっている。
1998年以降米国のブタで認められており、2005年から2009年の間にヒトで12例が見つかった。2009年にCDCが同定したウイルスは過去のものとは異なる新型である。

タミフル、リレンザに感受性ありそう。臨床効果は現時点では不明。
CDCは現在のところは抗インフルエンザ薬の使用を推奨。
FDAは1歳以下での使用を緊急承認。

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