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マイコプラズマ/クラミジア(クラミドフィラ)の診断について その1

先日中頭病院で行われた非定型病原体の診断法についての講演会に参加してきました。日頃もやもやっとしていた部分についてのお話も聴くことができて有意義な会でした。

恒例?により、覚え書き+学びを。

【微生物の検査・診断法】

以下の3つ+アルファに分けると考えやすいでしょうか。

  1. 抗原検査:菌そのもの、もしくはその一部を検出(グラム染色、培養検査等)。
  2. 抗体検査:病原体に対する生体の反応によって生じる抗体を検出。
  3. 遺伝子検査:PCRなど。
  4. アルファ:画像やバイタル、各種検査などを組み合わせて。

例えば肺炎球菌では抗原検査(グラム染色、血液培養、尿中肺炎球菌莢膜抗原)がメインで、アルファとして画像では大葉性肺炎が多いとされる、あたりでしょうか。

また、結核では抗原検査(好酸菌塗抹検査、培養検査)、抗体検査(ツベルクリン検査(細胞性免疫を有するかどうかを判定)、QFT(特異蛋白ESAT-6、CFP-10刺激に対するHostのリンパ球からのIFN-γ放出の程度を測定))、遺伝子検査(TB-PCRなど)、アルファ(CTでのTree-in-bud、空洞病変など)が組み合わされて行われます。

呼吸器領域で非定型病原体と呼ばれるマイコプラズマ・クラミジア(クラミドフィラ)・レジオネラにおいてはどうなのか・・・。

レジオネラでは

  1. 抗原検査:塗抹検査(ヒメネス染色・アクリジンオレンジ染色等)、培養(BCYE寒天培地等)、尿中レジオネラ抗原、直接蛍光抗体法
  2. 抗体検査:L. pneumophila serotype 1に対する抗体価が通常測定される。単一血清では間接蛍光抗体法では256倍以上、 マイクロプレート凝集法では128倍以上、 ペア血清(1週間以内の急性期血清と、 間接蛍光抗体法では3-6週後、 マイクロプレート凝集反応では2-3週の回復期血清)で4倍以上の上昇で、 かつ回復期血清がそれぞれ128倍、 64倍以上であったとき、 陽性と診断される。
  3. 遺伝子検査:PCR(LAMP法)。これから普及するでしょうか。
  4. アルファ:画像(Crazy-paving appearance等)、血液検査、暴露歴など
  5. 注意点:現時点の日本の検査キットでは尿中レジオネラ抗原検査ではLegionella pneumonia serotype1しか検出できないため約半数のレジオネラ症は尿中抗原検査のみでは診断できない。

では、本題のマイコプラズマ・クラミジア(クラミドフィラ)はどうなのでしょうか。

長くなりましたので次回に続きます。修正点等あればご指摘いただければ幸いです。

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